Shadow Hills Industries The Equinox

Shadow Hills Equinoxはわずか2ラック・スペースながら完璧なスモール・フォーマットのレコーディング・コンソールのようなものです。2つのGAMAプリアンプ、30 チャンネルのアナログ・サミング、そしてマスタリング・グレードのモニター・コントローラを備えています。

Microphone Preamp
2基のGAMA(Golden Age Microphone Amp） マイクプリアンプが搭載されています。
60dBのゲイン、24ステップのゴールドプレート・ステップド・アッテネータ、48Vファンタムパワー、20dBのPAD、フェーズ切り替え、そして1/4" DI入力端子を搭載し ています。

また最も特筆すべき点として選択可能な出力トランスが挙げられます。

Steel Transformer
タイトでパンチィな最もローエンドの強いロックンロール等に最適なトランスです。
Nickel Transformer
非常にクリアで素晴らしい響きを持ちながらも音楽的なトランジェントを持つトランスです。
Iron Transformer
ウォームでラウドかつ細かいサウンド。現代的なミッドレンジが特徴です。

Summing Network
サミング・バスはCopper Buss BarとEsoteric Resistorsを採用したシンプルかつ最良のサウンド・クオリティを実現した30チャンネル・パッシブ・ミキサーです。
[DAW Inputs 3-24] コネクタはステレオ・サミング・ルーティングになり、奇数チャンネルはL ch.に、偶数チャンネルはR ch.にアサインされます。[DAW Inputs 25-32]コネクタはモノラル信号としてL/R両チャンネルに送られます。サミングされた信号はトランス選択が可能なGolden Age Amp を経由して出力されます。ユーザーは3通りの異なるサウンド・キャラクターを選択することができます。

Monitor Section
モニターセクションは4つの入力ソース、3つのスピーカー出力、24段階のモニターレベルコントロール、モニターレベルDIMスイッチ、トークバックマイク、キュー出力、モノ/ステレオ・スイッチの機能を搭載しています。

INPUT SELECT switch
- DAW 1-2 position
DAWのステレオ・アウトをモニターします。このモードでは入力されるDAW1-2信号はGAMA アンプ回路をバイパスしてMonitor Levelコントロールに送られます。これによりユーザーはEquinoxのマイクプリアンプをスタンドアローンで使用することが可能になり、DAWのオーディオI/O経由で録音/モニタリングすることができます。

- MIX 3-32 position
GAMA アンプ回路を通ったサミング信号をモニターします。

- External position
リアパネルのXLRコネクタから入力されたバランス入力のステレオ・ソースをモニタリングします。

- MIC PRE position
マイク・プリアンプのアウトプットをダイレクトにモニター・セクションに送ります。これによりユーザーはプリアンプから出力されたサウンドを、AD/DAコンバーターやその他のプロセスにより音質に変化が起こる前の状態でダイレクトにモニタリングできます。

モニター・セクションには、3系統のスピーカー出力と1系統のキュー（またはヘッドホン）出力を備えています。全ての出力は選択された入力ソースを出力します。1ペアのスピーカー出力のみ選択可能です。そのレヴェルはモニタ・レヴェル・ノブによってコントロールされます。
キュー出力はモニター出力のレベルの影響は受けません。トークバックsw.がオンの時にはトークバック信号に切り替わりモニターレベルは下がります。

こうしてご覧いただいた通り、Equinoxは2Uサイズのボディに現代のレコーディング現場で要求される要素が装備が、古き良き時代の高い技術水準をもって製品化されているのです。

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